|
AMO Sovereign Compact with WhiteStar ハマダ眼科では 2004年 5月19日から 超音波乳化吸引装置 AMO Sovereign Compact with WhiteStar を導入しました。眼にたいする侵襲が少ないとされ、評判の高い手術機械です。 機械になれるまでの時間が短いとされていますが、導入当日から疲れを感じませんでした。機械のコンセプトである「望みうるパーフォーマンスをすべての術者に」が、事実だと実感しました。たまたま、導入当日に、小瞳孔、光彩後癒着、チン小帯が弱く、核高度がEIVと固い症例に当たったのですが、安心して手術を提供することができました。 ユニバーサルデザインの見方で、医師側から評価すると下記のようになります。 1誰でも使える。初心者から熟達した術者までのいろいろな要求に即した設定が可能であり、これ一台で幅広い術者に対応できる。 2使う上で柔軟性に富む。従来からのスリーブをつけた設定から、スリーブなしで灌流を別にした、1.3mm の傷口からの手術も可能であり、患者さんの状態により、いろいろな方法が選択できる。 3簡単で直感的な利用。ユーザーインターフェースは、すべての操作モードで、使いやすく、一貫性があり、わずか3段階のステップで、すべての選択、設定、および操作ができるようになっている。基本的な構成を一度理解すれば、システムのすべての機能と操作を容易に行うことができるようになる。一つのスイッチに多くの機能を持たせないことにより、シンプルで直感的なコントロールを可能にしている。 4必要な情報が間単に理解できる。ユーザーインターフェースに一貫性があり、情報が得やすい。 5単純なミスが危険につながらない。鋭敏な圧センサーによる制御により、急激な状況変化を起こすようなミスを起こしても、危険が未然に防げる様になっている。Whitestar テクノロジーの搭載により、バーンを避けることができ、内皮障害を軽減できる。 6身体的な負担が少ない。ハンドピースは、細くて、軽い。 7使いやすい寸法になっている。小さくて、小さな手術室でもストレス無く使える大きさである。 AMO Sovereign Compact with WhiteStar
手術器具 (M E Technica 製のもの) の特徴 10年以上にわたり、私に良質な手術器具を提供してくれている M E Technicaが 平成 10年 3月 19日に Home Page を公開されましたので、当院で使用している 手術器具 (M E Technica 製のもの) の特徴を会社の記載に私見を入れて提示 しました。
幅広のデザインが特徴の縫合鑷子です。10-0ナイロン糸がストレスなく掴めます。 私見:睫毛抜去にも威力を発揮します。
角膜保持用の鈎と、縫合用のプラットホームが付いた汎用性の高い鑷子です。 私見:白内障超音波乳化吸引術において、眼内レンズを保持する以外、鑷子としては ほぼこの鑷子一本で用が足ります。
日本人サイズに作られたスライド式開瞼器。開瞼幅の調節も自在で、滑り止めのストッ パーが付いたモデルです。左右共用。 私見:初期の製品に比較し、ワイヤーが太くなってしっかりしたこと、ストッパー がついて術中に開瞼幅が縮小しなくなったことなど大幅に改善しております。
従来のカプシュロレキシス鑷子は、鑷子の開閉の際に粘弾性物質が洩れやすく、前房 をタイトに保つ ことが困難でした。稲村氏によってデザインされたカプシュロレキシス 鑷子は、クロスアクション式 で支点が前方にあるので、操作中に創口が広がりにくく、 粘弾性物質の漏れも少ないため、チストト ームに近い前房の閉塞性が保たれます。 通常の鑷子と同じ感覚で使用できるので、コントロールがし やすく比較的容易にCCC を完成させることができます。 私見:トラブルの時用にと購入しました。また、チストトームによる切開のスランプ時に 使うように 購入しました。一度も使っていませんが、所有していることによる安心感は 絶大です。これほど、 使ったことがないのに効果のある器具も珍しいと思います。
折り畳まれた状態のレンズを上方より自然につかめるよう、先端の開きは最小に抑え られています。 レンズ把持部分はファインでふくらみがあるので挿入もスムースです。 私見:6 mm の AcrySof の保持に最適です。鑷子が開いた状態でレンズの上に載せ、 そのまま保持す るだけで理想的なレンズ保持ができます。 |