病歴 filing system

当院では病歴を確実に安全に保管し、かつ、容易に利用するために、平成9年11月より
従来の50音順の整理法から、terminal digit filing 方式による filing
systemに変更しました。平成8年9月より、病歴の院内保存量を増やすために、画像情報を別管理とし、バーコードを用いた画像
filing systemによる画像管理をすすめてまいりましたが、病歴が薄くなったため、TDF法の導入が可能となりました。
TDF法の利点
- ファイルの利用頻度による区分けが簡単にできる。active-semiactive-inactive
- ミスファイルを最小限に減らせる。ミスファイルの発見が容易である。
- ファイルが00から99までの100区分に分割されて収納され、各区分に収納されたファイルの量が平均している。このため、収納、返却作業が容易である。
- ファイル区分を最初から知ることができるので、検索範囲を狭めることができ、そのためファイルの検索はスピーディーとなり、連続番号順ファイリング法の50ー60%の時間で検索および返却ができる。
- 定期的な大量のファイルの移動の手間が省ける。
- active-semiactive-inactiveへの移行作業がやりやすい。
当院のTDF法の特徴
- 病歴をプラスチックファイルに収納することにより、00ー99までの100区分を色分けしている。この事によりミスファイリングの発見が容易である。これは、ただ見渡すだけで分かります。
- 5年の保管期限を超えた病歴に関して、温度湿度管理された倉庫で保管し、患者さんが再来すれば、あるいは再来の予約が入れば、翌日には手元に取り寄せることのできる、inactive病歴保管を取り入れていること。これは、倉庫業者と、宅配便との協力で可能となりました。
- 写真でご覧いただけるように、病歴棚に中棚を作っています。この中棚により病歴の収納操作を容易にしています。中棚はお勧めです。
|