吉岡眼科見学記
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吉岡眼科見学記

1999年6月19日 埼玉の浦和市の吉岡 正樹先生の診療所でwineの
眼科版を見てきました。

電子カルテのテレビ放送の時には、必ずといっていいほど画面にでてくる
大橋 克洋先生のNextStep上の電子カルテ wine の眼科版です。3年間に
わたり作り込まれた User Interface はすばらしいものでした。視力、眼圧
の発生源入力、診療が終了した時点で窓口会計の金額まではじき出されて
いますので、診療が終了して受け付け窓口に立ち寄り支払いを済ませるま
での待ち時間がほとんどありませんでした。診療室にはほとんど紙が見あた
りません。このシステムはレセコンとはつながっていません。窓口会計まで
の計算はできるのですが、レセプトを発行するまでの機能は持たず、プリント
アウトされた診療録から、レセコンに再度打ち込む作業が必要でした。吉岡
先生は、電子カルテのuser interfaceの自由度を優先し、患者さんの待ち時間
に関係しない、診療録からレセコンへの打ち込みはマンパワーを消費しても
いいという考えのようでした。患者さんに負担がかからなければ、医師、検査
員の使いやすさを優先した、レセコンと連動しないuser interfaceを優先した電
子カルテもあるかな、という感じです。窓口会計までをカバーしていれば、レセ
コンとの連動は必ずしも必要ではないという考え方は新しい発見でした。