WebServer の OS を Slackware から RedHat 6.0 英語版に変更しました。

 

1 変更理由

1.Server が異音を出し始めたこと

2.Support 会社のsupport 先のOS の変化

3.HDE Linux Controller を使うため

4.FrontPage extentions から離脱するため。

 

2 作業手順

1.HDE の MK 君の来訪

2.新しい RedHat Server の早々の死

3.HDE MK 君の多忙

4.Oracle For Linux work group server 8.0.5 のバグ

5.新しいサーバーの設定

6. Home Page 作成用 soft

7. CGI-AccessCounter の件

8. Mail Server

9. majordomo の設定

10. mailing list の archive

 

1 変更理由

1.Server が異音を出し始めたこと

2年半 動き続けてくれた Server が異音を発し始めました。原因は電源ファンの軸の支える部分の

摩滅による軸ずれからくる異音でした。これは、電源を換えることにより解消しました。

 

2.Support 会社のsupport 先のOS の変化

WebSite の運用を support してくれている Horizon Degital Enterprize の support 先の

OS の 95% が RedHat に変わったので、このまま Slackware を使い続ける理由が無く

なったこと。

 

3.HDE Linux Controller を使うため

これは、Horizon Degital Enterprize が昨年9月に Web 上に公開し 約一ヶ月で 10,000 down load

されたという Linux を browser base で管理する道具です。この software のできがいいので、

GolodmannSacks, 日本インベストメントファイナンス、ジャフコ が投資し、初代日本オラクルの代表取

締役で米国オラクルの副社長であったAllen Minerが 欧米向けのマーケティング担当社外重役になり

ました。これを使わずに Linux を継続的に使っていくということは、考えられません。

 

4.FrontPage extentions から離脱するため。

FrontPage extensed Apache には 以前から Security hole が指摘されていました。Apache の

home page に FrontPage の記載がないのも、このためといわれています。

 

2 作業手順

膨大にふくれあがった この WebSite を Backup Server なしに FrontPage の管理から、

Dreamweaver 3.0 + Fireworks 3.0 の管理に移すのはほぼ無理な作業です。

そこで、Slackware の Server を使いながら、RedHat の Server を平行して動かし、Website,

MailServer, mailinglist を載せ換えて、作動確認がとれ次第 Server を置き換えるという作業を

する事にしました。

 

1.HDE の MK 君の来訪

1999年12月28日 HDE のMK君が来てくれました。大阪での仕事が終了した後での来訪で

大阪の診療所の電子カルテ用の Oracle For Linux Server の system をみる目的もあったのですが

仕事場に9時頃、O4L 上の 電子カルテ application、 Doctor Soft をみてもらった後、自宅には

10時30分 頃の到着でした。

 

2.新しい RedHat Server の早々の死

間違えると大変な作業になるので、作業は12月29日の午前中から始まりました。新しい

RedHat と Slackware では構造が違うので、プロでも大変な作業だったようです。午後五時には

作業が終了し、MK君は帰途につきました。

 

このまま使えばよかったのですが、音消しが好きな私は、送られてきた 新しいServer の音が

気になり出しました。Server をあけてはねじの締め直し。おまけに冬休みの楽しみに買って帰ってい

た coppermine 500MHZ を base clock 100MHz を 150MHz まで clock up して使ってみました。

おまけに Win2000 RC2 を Active DNS 機能を作動させたまま、Server につなぎました。

12月29日はすべて順調に経過したのですが、12月30日朝メイルを読もうとすると、つながりません。

ここで、なお悪いことに、サーバーの電源コードを足で引っかけて抜いてしまいました。

サーバーをコンソールでみてみると、RedHat は死んでいました。電源の入れ直しを数回繰り返したのが

死期を早めたようです。もとのサーバーに戻し、一件落着、サーバーの入れ直しは後日ということになり

ました。

 

3.HDE MK 君の多忙

”1月の末に Linux Controller の製品版を出せば少し楽になりますよ”  との HDE MK 君の言葉とは

裏腹に、製品版を出したとたんに、株式公開の日程が具体化し、HDE MK 君は営業の前進から、経営

専門に特化することになりました。直接 濱田家の サーバーをさわる時間が割けなくなったということです。

 

4.Oracle For Linux work group server 8.0.5 のバグ

1999年秋には、Oracle が o4L の バグに対して patch を配布していました。書き込み中に

サーバーがダウンしたときに、データの同期がとれなくなるというもので、当方の場合、サーバーにしか

無停電電源をつけていないので、サーバーに書き込み中にサーバーがダウンすることは通常起きない

のですが、Oracle 自信が認めており、無料の patch を配布しているので、バグフィックスする事にしま

した。これは直接 WebServer とは関係ないことのようですが、これに関して、時間的負担、精神的負担

、経済的負担をおいましたので、WebServer の更新が先延ばしになりました。

このバグフィックスに際し、o4L Serverを冗長性のあるものに 更新しました。

boot IED mirror, 電源の二重化、data SCSI RAID 1+0 電源二重化 というものです。

これに o4L の patch あてが大変な作業でした。プロにやってもらいましたが、o4L の install は助けがあ

れば私でもできましたが、この patch あてはプロでないとできないようでした。複雑でやる気も起こりません

でした。

 

5.新しいサーバーの設定

新しいサーバーを設定するに当たり、当方でできるだけ設定したものを、HDE で管理してもらうという方針に

しました。いつまでもスプーンフィードでは成長しません。Linux Controller を見ていると、HDE の buisiness

model が素人対象ではなく、ある程度 Linux を使いこなしている user に対する Security check の方向

を向いているように感じだしたからです。

まず RedHat 6.1 日本語改訂版を試してみましたが、Linux Controller が機能しないのでやめました。

次に Laser 5 6.0 を試しました。これは機能しましたが、やはり RedHat を選択することになりました。

寄らば大樹の陰ですか。Linux Controller が RedHat 6.0 英語版 に対応しているとのことで、impress

の ”できるLinux インターネッテサーバー編” 付属の RedHat 6.0 英語版 を install した後、製品版の

Linux Controller を導入しました。

Celleron 400 MHz,

64MB RAM,

10G hard disc 二本(一本は 定期 backup 用)

Intel ethernet express 二本

 

6. Home Page 作成用 soft

迷わず人気の Dreamweaver 3.0 + Fireworks 3.0 にしました。

はじめ FrontPage extentions を導入し、FrontPage  で作ったコンテンツを そのまま移植することも

考え、FrontPage extentions を入れてみたのですが、今回の機会を利用して、Apache 上では

Security hole があるといわれている FrontPage をやめることにしました。当分 Apache とつき合う

予定ですので。

Dreamweaver での移行は少しこつがいります。index.html を put して、全体を put しないことです。

全体を 何もかもを含めて put しようとすると、put できないfile がじゃまをして put できなくなることが

あるようです。私も何回も すべてを put しようとしてうまくいかず、部分的にput してうまくいきました。

 

7. CGI-AccessCounter の件

PERL CGI-access counter Kastle Internet Services

http://www.kastle.net/products/counter.shtml を設置しました。 このカウンターを作動させるため、

Server Side Include WebSite となっています。 K.I.S.-Text Counter version 1.0 の見つけ方は、

http://www.cgi-resources.com/

Programs and Scrips ->>Perl ->>Access Counters ->>Text Based ->> です。rating は 9.29 です。

chmod 775 /home/httpd/html

chmod 755 /home/httpd/cgi-bin/counter.cgi

chmod 666 /home/httpd/cgi-bin/counter.dat

とするといいようです。

 

8. Mail Server

POP server として qpopper の install が必要でした。

 

9. majordomo の設定

”できるLinux インターネットサーバー編”のCD-ROM についている majordomo でうまくmailing lits

が機能せず、HDE の support を必要としました。majordomo の version の違いによる問題のよう

でした。当方の現在の version は majordomo 1.94.4-6HDEです。

ポイントは

mailing list の名前に大文字を入れないことです。これで苦労しました。

 

10. mailing list の archive

Mailing List の archive の件ですが /etc/majordomo.cf で

if ( defined $ENV{"HOME"}) { $homedir = $ENV{"HOME"}; } else { $homedir = "/usr/test/majordomo"; }

のtest を lib に変更しています。

/var/lib/majordomo/lists/****.archive/ のlist archive を

MHonArc v2.4.6

http://www.oac.uci.edu/indiv/ehood/mhonarc.htmでHTML 形式に表示できるようにしてあります。

Sendmail の/etc/aliases を下記のように書き換えてあります。

Majordomo master alias START majordomo:"|/usr/lib/majordomo/wrapper majordomo"

majordom: owner-majordomo Majordomo-Owner: owner-majordomo owner-majordomo:tshamada,nobody

ポイントは

list archive の directory のパーミッションで、ここを 775 にするのが肝です。

 

以上が Slackware から RedHat 6.0 英語版への乗り換え、FrontPage から Dreamweaver + Fireworks

への乗り換え、mailing list の Archive の HTML 化の作業手順でした。

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