2年半 動き続けてくれた Server が異音を発し始めました。原因は電源ファンの軸の支える部分の
摩滅による軸ずれからくる異音でした。これは、電源を換えることにより解消しました。
WebSite の運用を support してくれている Horizon Degital Enterprize の support 先の
OS の 95% が RedHat に変わったので、このまま Slackware を使い続ける理由が無く
なったこと。
これは、Horizon Degital Enterprize が昨年9月に Web 上に公開し 約一ヶ月で 10,000 down load
されたという Linux を browser base で管理する道具です。この software のできがいいので、
GolodmannSacks, 日本インベストメントファイナンス、ジャフコ が投資し、初代日本オラクルの代表取
締役で米国オラクルの副社長であったAllen Minerが 欧米向けのマーケティング担当社外重役になり
ました。これを使わずに Linux を継続的に使っていくということは、考えられません。
FrontPage extensed Apache には 以前から Security hole が指摘されていました。Apache の
home page に FrontPage の記載がないのも、このためといわれています。
膨大にふくれあがった この WebSite を Backup Server なしに FrontPage の管理から、
Dreamweaver 3.0 + Fireworks 3.0 の管理に移すのはほぼ無理な作業です。
そこで、Slackware の Server を使いながら、RedHat の Server を平行して動かし、Website,
MailServer, mailinglist を載せ換えて、作動確認がとれ次第 Server を置き換えるという作業を
する事にしました。
1999年12月28日 HDE のMK君が来てくれました。大阪での仕事が終了した後での来訪で
大阪の診療所の電子カルテ用の Oracle For Linux Server の system をみる目的もあったのですが
仕事場に9時頃、O4L 上の 電子カルテ application、 Doctor Soft をみてもらった後、自宅には
10時30分 頃の到着でした。
間違えると大変な作業になるので、作業は12月29日の午前中から始まりました。新しい
RedHat と Slackware では構造が違うので、プロでも大変な作業だったようです。午後五時には
作業が終了し、MK君は帰途につきました。
このまま使えばよかったのですが、音消しが好きな私は、送られてきた 新しいServer の音が
気になり出しました。Server をあけてはねじの締め直し。おまけに冬休みの楽しみに買って帰ってい
た coppermine 500MHZ を base clock 100MHz を 150MHz まで clock up して使ってみました。
おまけに Win2000 RC2 を Active DNS 機能を作動させたまま、Server につなぎました。
12月29日はすべて順調に経過したのですが、12月30日朝メイルを読もうとすると、つながりません。
ここで、なお悪いことに、サーバーの電源コードを足で引っかけて抜いてしまいました。
サーバーをコンソールでみてみると、RedHat は死んでいました。電源の入れ直しを数回繰り返したのが
死期を早めたようです。もとのサーバーに戻し、一件落着、サーバーの入れ直しは後日ということになり
ました。
”1月の末に Linux Controller の製品版を出せば少し楽になりますよ” との HDE MK 君の言葉とは
裏腹に、製品版を出したとたんに、株式公開の日程が具体化し、HDE MK 君は営業の前進から、経営
専門に特化することになりました。直接 濱田家の サーバーをさわる時間が割けなくなったということです。
1999年秋には、Oracle が o4L の バグに対して patch を配布していました。書き込み中に
サーバーがダウンしたときに、データの同期がとれなくなるというもので、当方の場合、サーバーにしか
無停電電源をつけていないので、サーバーに書き込み中にサーバーがダウンすることは通常起きない
のですが、Oracle 自信が認めており、無料の patch を配布しているので、バグフィックスする事にしま
した。これは直接 WebServer とは関係ないことのようですが、これに関して、時間的負担、精神的負担
、経済的負担をおいましたので、WebServer の更新が先延ばしになりました。
このバグフィックスに際し、o4L Serverを冗長性のあるものに 更新しました。
boot IED mirror, 電源の二重化、data SCSI RAID 1+0 電源二重化 というものです。
これに o4L の patch あてが大変な作業でした。プロにやってもらいましたが、o4L の install は助けがあ
れば私でもできましたが、この patch あてはプロでないとできないようでした。複雑でやる気も起こりません
でした。
新しいサーバーを設定するに当たり、当方でできるだけ設定したものを、HDE で管理してもらうという方針に
しました。いつまでもスプーンフィードでは成長しません。Linux Controller を見ていると、HDE の buisiness
model が素人対象ではなく、ある程度 Linux を使いこなしている user に対する Security check の方向
を向いているように感じだしたからです。
まず RedHat 6.1 日本語改訂版を試してみましたが、Linux Controller が機能しないのでやめました。
次に Laser 5 6.0 を試しました。これは機能しましたが、やはり RedHat を選択することになりました。
寄らば大樹の陰ですか。Linux Controller が RedHat 6.0 英語版 に対応しているとのことで、impress
の ”できるLinux インターネッテサーバー編” 付属の RedHat 6.0 英語版 を install した後、製品版の
Linux Controller を導入しました。
Celleron 400 MHz,
64MB RAM,
10G hard disc 二本(一本は 定期 backup 用)
Intel ethernet express 二本
迷わず人気の Dreamweaver 3.0 + Fireworks 3.0 にしました。
はじめ FrontPage extentions を導入し、FrontPage で作ったコンテンツを そのまま移植することも
考え、FrontPage extentions を入れてみたのですが、今回の機会を利用して、Apache 上では
Security hole があるといわれている FrontPage をやめることにしました。当分 Apache とつき合う
予定ですので。
Dreamweaver での移行は少しこつがいります。index.html を put して、全体を put しないことです。
全体を 何もかもを含めて put しようとすると、put できないfile がじゃまをして put できなくなることが
あるようです。私も何回も すべてを put しようとしてうまくいかず、部分的にput してうまくいきました。
PERL CGI-access counter Kastle Internet Services
http://www.kastle.net/products/counter.shtml を設置しました。 このカウンターを作動させるため、
Server Side Include WebSite となっています。 K.I.S.-Text Counter version 1.0 の見つけ方は、
http://www.cgi-resources.com/
Programs and Scrips ->>Perl ->>Access Counters ->>Text Based ->> です。rating は 9.29 です。
chmod 775 /home/httpd/html
chmod 755 /home/httpd/cgi-bin/counter.cgi
chmod 666 /home/httpd/cgi-bin/counter.dat
とするといいようです。
POP server として qpopper の install が必要でした。
”できるLinux インターネットサーバー編”のCD-ROM についている majordomo でうまくmailing lits
が機能せず、HDE の support を必要としました。majordomo の version の違いによる問題のよう
でした。当方の現在の version は majordomo 1.94.4-6HDEです。
ポイントは
mailing list の名前に大文字を入れないことです。これで苦労しました。
Mailing List の archive の件ですが /etc/majordomo.cf で
if ( defined $ENV{"HOME"}) { $homedir = $ENV{"HOME"}; } else { $homedir = "/usr/test/majordomo"; }
のtest を lib に変更しています。
/var/lib/majordomo/lists/****.archive/ のlist archive を
MHonArc v2.4.6
http://www.oac.uci.edu/indiv/ehood/mhonarc.htmでHTML 形式に表示できるようにしてあります。
Sendmail の/etc/aliases を下記のように書き換えてあります。
Majordomo master alias START majordomo:"|/usr/lib/majordomo/wrapper majordomo"
majordom: owner-majordomo Majordomo-Owner: owner-majordomo owner-majordomo:tshamada,nobody
ポイントは
list archive の directory のパーミッションで、ここを 775 にするのが肝です。
以上が Slackware から RedHat 6.0 英語版への乗り換え、FrontPage から Dreamweaver + Fireworks
への乗り換え、mailing list の Archive の HTML 化の作業手順でした。