術後屈折誤差

白内障手術前に予測した屈折値と、術後2ヶ月の屈折値との差を比べてみました。最近手術した患者さんで、IOL-Masterを用いて眼軸長が測定できた方で、術後矯正視力が1.0以上であった方の約90%の術後屈折値が、予測屈折値±0.5Dの間に収まっていました。2メートルのところを目標にして手術を提供して、遠方から1メートルの距離の間にピントの合う方が、90%を占めるということになります。患者さんにとっては、以外と誤差が大きいと感じられるかもしれませんが、安定して高いレベルのサービスが提供できていると自負しております。使用した眼内レンズは AMO社製 SensarAR-40e で、眼内レンズ計算式は、 当院で併用している Holladay II, SRK/T です。HolladayII の結果をグラフ化して下記に示します。

refraction error