ハマダ眼科の設計図

ハマダ眼科は1993年8月に改装し、白内障日帰り手術を提供できるようになりました。皆様のおかげで、初年度150眼であった白内障手術が現在年間400眼となっております。5年前は限られたごく少数の施設でしか提供していなかった日帰り白内障手術も、現在では多くの眼科施設が提供しております。5年を経過し、そろそろ施設、サービスなどにつき見直す時期になっております。そこで、5年前の設計思想、設計図を見直してみました。

設計思想:

患者さんにも、パラメディカルにも、医師にも、肉体的に、精神的に、時間的に、経済的に負担をかけないこと。

肉体的に負担をかけないためには

手術時間が必要十分に短時間であること

切開創が小さく、傷口の縫合を必要としない小切開無縫合手術法を選択する

小切開創からレンズを挿入するため、眼内レンズは折り畳みのできるものを選択する

日常復帰までの時間が十分に短いこと

日常の生活の場をかえることなく、通常と同じ食事を取り、同じベッドあるいは畳で睡眠がとれる状態で手術を提供する。このため、リハビリテーションの時間を必要としない。

循環器系に負担をかけるような麻酔を避ける

痛みを伴う注射による麻酔は極力避ける

精神的に負担をかけないためには

手術時間が必要十分に短時間であること
日常の生活を変えないこと
痛みを与えないこと

時間的に負担をかけないためには

できるだけ日常生活に復帰できるまでの時間を短くする
できるだけ術後の通院回数を少なくする

経済的負担をかけないためには

日帰り手術により入院に関わる費用をなくす
できるだけ通院回数を減らす